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忌部神社

松江市の南部、ギャラリー木空風のある忌部町(いんべちょう)には忌部神社があります。
松江市から木空風へ向かう県道の途中の大きな鳥居が目印になります。

出雲風土記によれば、この地域は忌部神戸(いむべのかむべ)と記されています。

「忌部神戸(いむべのかむべ)。郡家の正西二十一里二百六十歩なり。國造(くにのみやつこ)、神吉詞奏(かむよごとまを)しに、朝庭(みかど)に参向(まゐむか)ふ時の御沐(みそぎ)の忌玉(いみたま)作る。故、忌部と云ふ。即ち川の邊(ほとり)に湯を出(いだ)す。出湯の在る所は、海陸(うみくが)を兼ねたり。仍りて男も女も、老いたるも少(わか)きも、或(あ)るは道路(くがぢ)を駱驛(ゆきか)ひ、或るは海中を洲(はまべ)に沿ひ、日に集いて市を成し、繽紛燕楽(うちむれてうたげあそ)ぶ。一たび濯(すす)げば形容端正(かたちきらきら)しく、再び濯げば、萬病悉に徐(のぞ)こる。古(いにしへ)より今に至るまで、驗(しるし)を得ずといふことなし。故、俗人(くにびと)、神湯(かみのゆ)と曰(い)ふなり。」

「出雲の国造が、新任の挨拶のために朝廷に出向く時の清浄な玉を作る地である。この玉を作る玉作氏は、忌部氏の一族であるので忌部という。この里の川辺には、温泉が湧いている。この温泉が出る場所は、海陸の景勝をかねたところで、男も女も老人も若者も、道路を行き来し、或いは海上を浜辺に沿って行き、毎日のように集まって市場のような賑わいで、入り乱れては酒宴を楽しんだりしている。この湯で一度洗えば容貌も美しくなり、重ねて洗えば万病もすべて癒してしまう。昔から、今まで例外なく効験を得ているので、世人は神の湯と云っている。」

現在の行政区域とは異なり、当時は隣接する玉湯町(玉造温泉)を含めて忌部神戸としていたようです。ここでは朝廷へ献上する勾玉が作られていました。最近は「全国忌部サミット」で徳島とのつながりも研究されているようです。忌部神社の主祭神は天太玉命(あめのふとだまのみこと)であることも阿波忌部とのつながりを思わせます。

神社の境内には、島根県の巨樹、巨木リストにも登場する幹周5.36mのイチイガシが生えています。

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