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たたら

NHKのプロジェクトX「千年の秘技・たたら製鉄復活への炎」という番組でも紹介されていましたが、「たたら吹き」は、砂鉄を原料として玉鋼を造り出す日本で特異に発達した世界に類を見ない方法です。

山陰の不純物の少ない砂鉄(真砂)と豊富な木炭を作る山がこの製法を可能にしました。広大な山を支配していたのが田部・桜井・糸原などの「鉄山師」でした。

田部家については、NHK特集「冬・奥出雲・山林大地主の村」で放送されましたが、代々の当主は田部長右衛門を名乗り、番頭だけでも十数人、蔵の数が21という大変な大所帯でした。

玉鋼は、現在の製鉄技術では作れず、科学的な計測機器を使ってもメカニズムの解明は不可能といわれています。したがって村下(むらげ)について修行するしか方法が無いそうです。

日立金属安来工場で近代製鉄を学んだ木原明氏は、最後の村下、安部由蔵氏から3日3晩も炎を見続けるたたら吹きを伝授され「人間の感性は磨けぱ磨くほど素晴らしい勘が働き、炎を見続けることができる。炎に神の存在を感じる」と述べています。

安来市・雲南市・奥出雲町の2市1町は、「鉄の道文化圏」として、鉄の文化を保存・公開しています。

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コメント

島根県安来市って古事記や考古学でも鉄が有名なところらしいです。関裕二の古代本なんかでは、ここの鉄が日本建国の原動力になったらしいです。

投稿: 門脇 | 2009年9月27日 (日) 13時16分

関裕二についてはいろんな見方があるようですが、古代出雲に関心を持つ人が増えるのはいいことだと思っています。

投稿: だんだん | 2009年9月28日 (月) 21時04分

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